パリ10区、そこにはシェフであるティエリー・ブルトンの作り出すビストロノミーを求める人々で連日にぎわう、ビストロ“Chez Michel
”があります。洗練された本物の料理の数々が出される一方、人々はとてもくつろいで、その雰囲気はパリの街に当たり前のように溶けみます。シェフ大川はその“Chez
Michel”で3年間の修業をしました。
パリジャン、パリジェンヌたちは、ある日突然ぽっかり浮かんだような“特別”ではなくて、“毎日の中の特別”としてビストロ料理を楽しみます。
気のおけない大勢の仲間と、家族と、恋人と、これから親しくなるある人と、わいわいとテーブルを囲みながら。
人を幸せにする料理、レストランの在り方を体現したような場所……
“Comme Chez Michel” は、そんな“Chez Michel”に一歩でも近づきたいという思いが込められた店名です。
シェフ大川が、何より“Chez
Michel”の、そしてそんな素敵な場所があるパリという街の大ファンでした。ですから、皆様にも、本当にパリにいるように、また、お気に入りの普段着に袖を通すように、料理を楽しんでいただきたい。
そんな思いから“Chez Michel”同様、生クリームとバターを極力控え丁寧につくったブイヨンで仕上げた、日本人向けアレンジを一切しない、本場パリそのままのビストロ料理を作っています。
Merci a vous !
フランスでの修行時代、いわゆる高級レストランではなく、より私たちに身近なビストロ料理を学びたいという想いがありました。
そんな中、“Chez Michel”に出会い、仕事の合間を見て何度も店に足を運びました。そこにはにわたしが勉強したいと願っていた 美味しそうな料理が並んでいました。店の前に出ているメニューを見ているだけで心が踊り、絶対にここで働きたいと強く思ったことを、今でもよく覚えています。そして、ある日、飛び込むようにシェフを訪ねたところ、 たまたま厨房で仕込みをしていたシェフに会うことができたのです。その日のうちに店でお世話になることが決まり、その後3年間、シェフ ティエリー・ブルトンの下で本場のビストロ料理を学びました。その後パリ12区のパティスリー Blé Sucré での菓子作りを経て帰国。京都 柳馬場姉小路角に“Comme Chez Michel” を開店しました。
これからも 皆様に「美味しいビストロフレンチ」を提供していけるよう 励んでまいります。